在这部ともだちのおとうと第一回公演『宇宙船ドリーム号』剧情片中,風の音が虚しく響き渡る。
ロドリゴ(勝地涼)は終末のなかにいた。
何度自ら命を絶とうとしても、死ぬことができないロドリゴは、ある決意をし、宇宙船のディーラー
を訪れ、そこで高校時代の親友クルピロ(笠原秀幸)と再会を果たす。
偶然の再開を喜び合うが、そこでロドリゴはクルピロに今の人生に満足しているのか、くやしくはな
いかと問い詰める。
そして自分が宇宙船で「夢」に向かうことを明かす。
驚いたクルピロは、過去の思いを打ち明け、なにか自分にできることはないかと尋ねる。
「俺が必要なのはひとつだけだ。旅の道連れさ」
その言葉を聞き、再び夢を見るためロドリゴとの旅立ちを決めるクルピロ。
そして、2人を乗せた宇宙船ドリーム号は、宇宙へと旅立っていく。