在这部下町之女剧情/家庭片中,-1- 野崎桐子(吉永小百合)は芸者の母・こう(杉村春子)との二人暮らし。彼女はこうと井藤謙介(北村和夫)という男の間にできた子だった。こうは桐子が自分の後を継いで芸者になってくれることを望むが、彼女にその気はなく、母に内緒で小村良吉(加藤嘉)の元で足袋作りを習っていた。その良吉が突然亡くなり、彼の妹・いね(奈良岡朋子)から、桐子の本当の父は良吉であることを教えられる…。 -2- 桐子(吉永小百合)は「福の屋」の娘。母・こう(杉村春子)が浮気した時の子供なのに、井藤謙介(北村和夫)は自分の娘だと信じている。桐子には今井利夫(石坂浩二)との結婚話があった。だがそれは、井藤の娘としての話だからと半ばあきらめている。ある日桐子は、お披露目を控えた市子(波乃久里子)から“こうの養女になるかもしれない”と聞かされる。 -3- 桐子(吉永小百合)はブラジルへ行っている婚約者の今井利夫(石坂浩二)を待ち続けていた。そして利夫が帰って来ると、すぐに式を挙げることになった。桐子の母・こう(杉村春子)は一人になってしまうので、やきもちを焼き意地を張ってしまう。 -4- 桐子(吉永小百合)と今井利夫(石坂浩二)が結婚する日がやって来た。こう(杉村春子)は桐子の前では強がるのだが、本当は悲しくてしかたがない。そんなこうの気持ちを察した利夫は、これからは桐子と二人で親孝行をしようと誓った。だが結婚十日目にして利夫は交通事故で他界してしまう…。 -5- 桐子(吉永小百合)はここ2年のうちに不幸が続いた。そこへ母・こう(杉村春子)と井藤謙介(北村和夫)との縁談話が持ち上がり、桐子は賛成するがこうは迷っている。市子(波乃久里子)はこうが芸者をやめると、松田家のお内儀から聞きショックを受けたが、桐子がそのまま家を継ぐと聞き、二人で頑張る約束をした。こうの結婚式の夜、いね(奈良岡朋子)が別れを言いに来る。 -6- 嫁入りしたこう(杉村春子)だが、なにかと家に帰ってきてしまう。桐子(吉永小百合)は我慢できなくなり、ひどいことを言って追い返してしまった。そのあと桐子は少し後悔する。ある日、家元の会で連獅子を踊るはずだったふみよが倒れてしまい、桐子は仕方なくこうに頼んだ。こうは簡単に引き受けてくれ、市子(波乃久里子)と踊ることになった。だがその市子が疲労で倒れ入院してしまう。 -7- こう(杉村春子)も謙介(北村和夫)も桐子(吉永小百合)たちに一緒に住むように勧めるが、桐子にはその気はなかった。利夫の母・泰子(小夜福子)はいつまでも独りでいる桐子に“利夫のことは忘れて早く再婚して”と言う。 -8- “先代家元の十三回忌の舞踏会に、こう(杉村春子)に踊ってほしい”と言われ、謙介(北村和夫)は快く承知する。家を売り、桐子(吉永小百合)と市子(波乃久里子)は世田谷に行く決心を固めた。これから皆で幸せになろうというときに、謙介が突然倒れて急死してしまう。こうは桐子が謙介の子でないことを打ち明け、世田谷の家を出る。