在这部幕末未来人剧情片中,「幕末未来人」の脚本を担当したのは蓬莱泰三さん。原案となった眉村卓さんの「名残の雪」から「アイデアをお借りして制作した」とのことで、小説では大学生だった主人公を高校生にするなど、少年ドラマにふさわしい設定になっている。流しの三味線弾き・たか(万里昌代)と謎の少女・ゆき(古手川祐子)と小説にはない女性たちも登場。友情や淡い恋も描かれ、NHKの教育ドラマ『中学生日記』の脚本なども担当した蓬莱さんならではの青春ドラマになっていた。このほか、小説では和田が持っていた歴史小辞典がドラマでは年表に変わり、それによって歴史を変えてしまうふたりの行動にハラハラドキドキの展開となった。
撮影期間は約2か月。主演が高校生ということで、毎週木曜日と金曜日の午後6時からリハーサル、土日に撮影というスケジュール。全16話という長丁場を出演者が学校を休むことなく撮り終えた。